民族に教わるダンスの起源 - ニューカレドニアの旅 part 2 -

さて、ニューカレドニアでは私はこちらの彼女のEaissa(ライサ)と同棲中のWarren(ワーレン)氏の家にてお世話になる事となった。
だがそこからある事をきっかけに俺らは一気に仲良くなっていく。

彼は先住民の中でも戦士の家系だった

彼はネコ並みの聴覚を持っている。足音で人を識別でき、後ろから驚かそうにもできやしない。
彼は「ジェフ」というフランス語では「リフ」という島の民族だ。

今でも自然と共存している

ニューカレドニアヌメアという町は栄えているが、島に戻ればそこには現代文化はなく、今でも裸同然の民族衣裳を身にまとい、昔と変わらぬ生活をしている。

環太平洋の民族は「ヤム」という芋によって繋がっている

彼らが最も重要視している食べ物はヤムという名の「」だ。
その長さは日本のスーパーに置いているようなモノではなく、簡単に人の身長を超える。
インドネシアもベトナムもフィリピンも勿論その中に入る。

特に面白い事に日本ではこの芋の事を「やまいも」と呼ぶ。
ヤム」から派生した言葉という事が伺える。

ヤムの長さは精神の高さに比例する

彼らは精神がそのまま現象化をする事を生まれた時から教わり、そしてその現象はそのままに現れる。
セックスをした日は畑にすら足を踏み入れてはならないなど、を育てるのにとても細かいルールがある。

ヤムが大事にされている理由

まず長持ちしやすく保存にいいというのもあるが、
それは地球という大地から養分を取っているから他ならない。
どんな作物でも土から育つが、こと芋に関しては地に埋まっている為、
その影響は他の比ではないのだ。

日頃からアーシング


彼らは日頃から裸足で活動している為、自然食しか食しないので健康そのものなのである。
地球の電磁波と繋がる事でホルモンバランスから自律神経も含め体内のリズムがリセットされるからである。
それがモロに反映しているのがなのだ。

ヤムは特に祝い事に使う

は祝い事に良く使われ、例えば誰かが結婚した場合、親族がそれぞれ育てたヤムを持ってくるのだ。
人間の大きさをしたヤムを1家族が10本前後持ってくるので、合計100~300本になる。約一年は食べ物に困らなくなるのだ。

ダンスとは祈りを超えた空間創造だった

意思はそのまま現象化する、集団にて意思を一つにするとその強さの比較にならない。
彼らはリズムを刻む事で意識(時間と空間の認識)を一つし、
土を足を踏みつける事で大地と繋がり、
そのエネルギーを言葉にのせ、言霊によって空間を変容させるのだ。

言葉の役割

短い数式で宇宙を説明した相対性理論のように、言葉の役割とは情報の凝縮化パソコンでいう所のzipファイルのようなものである。
彼らは民族ごとにそれぞれ独特の言葉を使うが、事ダンスをする際に使う言葉はさらに独自であり、
意味合いは種族以外の人間には絶対に話さないし、教えない。

彼らはその歌詞の中に通常の何百倍の意味を詰め込み
それによってこれから結婚する人間を守ったり、
戦う時に身体能力を高める為に使ったりするのだ。

微妙なリズムの違いで種族を区別している

祝い事や戦いの際にダンスをするのだが、その際のリズムが民族ごとに違う。
その差は本当に小さなものなのだが、口で「チーチチ」とリズムを刻むのが「チチチ」になったり「チチーチ」によってどの種族のモノが分かるようになっている。

ダンスの起源は祈りなんて生易しいものではない

現代ダンスで言えば「見えない音楽を可視化する芸術」と言っても良いだろう。
歴史を遡ってもエンターテイメントであったり、人々を一つにするという点に置いては変わらないが、
こと古代文化にさかのぼった時、それは神に祈るという「見えない何かの存在に守ってもらう」という他力本願の為のモノではなく、

自らの意思で仕合せを掴み、時間と空間を思い通りにするための儀式だったのだ

この瞬間、俺らは最高の友となった

彼はこの話を基本誰にも説明しない。
何故なら現代社会に置いてこの話を理解できる者と出会った事がないからだ。
同じ戦闘民族であるAstroは別だが、大体は鼻で笑われ、相手にしてくれない。

だがなんの偶然か、私には量子力学の観点からみてとても辻褄が合うと納得できる事ばかりだし、
この話を聞いてバラバラだったパズルが綺麗に繋がったりもして、最後まで興味深く楽しく聞けたのだ。それもあってか、彼も話す気になってくれたのだろう。

ちなみに何故俺には話す気になったのかは彼自身も分からないと言っていた。
だが君には話していいと思ったし、きっとこのタイミングで君に伝えるべきものだったんだと、彼は話してくれた。

0:00頃に家に着き疲れていた言葉の通じない2人が朝の5:00まで話明かしていた。

次回アフリカ生まれの彼女登場

ワーレンの彼女ライサはアフリカの血筋で、故郷の生活習慣や種族の価値観がとても似ていたのも会って、付き合ったのもとても自然な形でくっついたそうだ。
次回はちょっとニューカレドニアの歴史に触れてみよう。

-@Bigphill, ダンス, 日記
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